Notelets

誰かのために何かを作る日々の断章。試論。仮説。フィールドノーツ。

読書と目の疲れ

いやはや、暑いですね。

聞くところによると、体が気温に慣れるのには、1〜2週間かかるらしい。たしか6月の中旬に急に気温が上がった日があって、そして今がだいたい2週間後。確かに慣れたようにも思うが、それにしても。

年々、歳を取るにつれて、やっぱり自然の法則に従って、適応力が落ちる。それまで気にならなかったことが、体調の変化として表れたりする。その6月の中旬の急に暑くなった日、そしてその後2〜3日、ちょっと体調を崩した。じっと体力を温存して過ごしたりしていた。

本を読むのも、なんというか、耐久性がなくなった。あまり長いこと読むと、目が疲れたり肩が凝ったり、もしくは体が重くなったりする。血の巡りが悪くなるのだろうと思っている。

ということでちょいちょい休みを挟んだり、散歩に出たり、またはそもそも疲れづらい体勢を取ったり、意識的に調整をするようにしている。特におもしろい本には注意。昔から「巻を措く能わず」などと言ったりするらしい。

▼目の疲れの経験

中でも、読書の大敵は、目の疲れ。

個人的には、スマホのゲームが一番、目が疲れる。アクションゲームをちょっとまじめにやろうものなら、1時間と持たずに目がどんよりして、頭が重くなり、しんどくなる。

そこまででもないけど、読書も疲れる。

iPadKindleは、まあまあ読めるけど1時間以上は危険。

専用のKindleは、ずいぶんいい。

紙の本が一番疲れない。けど、長く読めば当然疲れる。

特にここ2年ぐらいは、スクリーンを見ていることが増えた。打合せとかインタビューとか、そんな時もスクリーン。休みなしで次のミーティングに移ったりもする。以前ならその前後に移動があって、体も目もほぐれたのではないか。今のカタチは効率的なのかもしれないが、ヒトの体の方はそこまで効率的ではない。……と思ったりもする。

目が疲れると、頭痛になる人も多いようだ。肩こりもそうだし、ひどいと背中、腰まで来る場合もある。

個人的にも、少し前、目の疲れが胃腸まで来たのでは、という経験がある。胸焼けのような感じで胃が重い。腸もへんな挙動をする。首、肩、背中まで固まって、凝りが痛みに変わりつつあるような……。

そこに至るまで、休日にミステリ小説を2、3冊一気読みして、仕事で集中したテキスト書きを2日、合間にiPadのアクションゲームをして……というような感じで、ずいぶん目を酷使していた。さらにちょうど今のような季節の変わり目で、寒暖差が激しかった。そういうもろもろが、自律神経なのかなんなのかわからないが、体全体の機能不全を起こした。……はっきりとはしないけど、そんな気がしている。

若い頃は季節の変わり目とか天候とか、体調に影響があるなんてまったく思わなかったし、目の疲れも、自然に解消されていた。今も鈍感な方だと思うが、それでもこうして時々、自分の体のケアを心がける必要がでてきた。

だいたい、40歳ぐらいからだろうか。特に何もした覚えもないのに、ヒザが痛くなったり、アレルギー性結膜炎と言われたり、じんましんが出たり、腕があがらなくなったり。いつも悪いわけではないが、ちょいちょい何か起きるようになった。嘆きつつ、しかしまあ自然なこととして受け入れて、いなすようにしている。

読書に話を戻すと、若い頃に気にならなかった、文字の小ささとか光量のあんばいとか、ある程度気にしないといけなくなった。特に暗いと疲れやすい。明るすぎてもダメだが、暗いのは致命的。

紙質でも、目の疲れというか、見やすさが変わる。ツルツルして光が反射してしまうものは見づらい。

姿勢については前にも書いたが、やはり快適に居られる姿勢、言い換えれば自分の体のスイートスポットは狭くなっている。ちょっと無理がある体勢だと、目も体もすぐに疲れる。

▼メガネとか

メガネの話もある。

自分はものもちがいいらしく、あまりメガネを壊すこともない。また、そういうセンスもないので、アレコレ替えたりTPOに合わせてメガネで遊んだり、といったこともほとんどない。よって、年単位で長く使いがち。

となると、度が合っていない、という状況が発生することもある。度は少しずつ変わるので、合っていないことに気付きづらい。そしてしじゅうそれを付けて生活するものだから、影響が大きい。「なんだか最近、調子が悪い……」「読書、気が進まない……」という時、合っていないメガネのせいだったりもする。盲点。

ということで、特に不満を感じてないとしても、時々メガネ屋さんに行くようにしている。

 

……いずれにせよ、暑さも、目の疲れも、もちろん全体の体調も、みなさんぜひお気を付けください。